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グリーンカード取得待ち①やったこと・やってよかったこと

what you can do during the wait period for the Green Card Permanent resident Admin

K1ビザで渡米・入国してからグリーンカードを得る間したこと・すればよかったことを、2020年春に入国、2021年春にグリーンカード取得した経験者が書いてみます。

ビザの関係でアメリカで働けない方にも当てはまるかともいます

お子さんの有無でも大きく変わると思いますが・・・

こんな方へ

  • これからK1ビザでアメリカに入国し、結婚してグリーンカードの申請をする方
  • グリーンカードが来るまでの間の時間を無駄にしたくない方
  • グリーンカード待ちの間に何ができるのか知りたい方
  • ビザの関係でアメリカで働けない方

いつGC/EADが来るかわからないから、もしアメリカで働きたい場合はこの時間にしっかり準備をするのが大事だと思います。

こんなに自由な時間があるのはおそらく今後なかなかないです!

※就労可能ビザから申請している場合は、働いてらっしゃると思いますので自由な時間はそんなにないですね・・・

振り返ってみると、私は結構後悔も多いです。

もっと色々プロダクティブな日々を過ごしたかった!

コロナ真っただ中で人との交流が0に等しかった初期は特に辛かったです。

なので、これからこの期間を迎える予定の方に、「やってよかったこと」「やればよかったこと」を書いてみます。少しでも参考になれば幸いです!

申請から面接までの待ち時間 (2020-2021情報)

K1ビザで入国して、最初の条件付きグリーンカードを取得するまでの期間、昔は日本人の場合数週間から数か月だったそうです。

が、トランプ政権 x コロナ2020年春に渡米した私の時は約8か月でした。

それでも日本国籍の人の申請は全体から見ればかなり恵まれているそうです・・・

グリーンカードと同時申請すべき労働許可証 (I-765) と渡航許可 (I-131) はグリーンカードより早く来る場合もあるようですが、その時の処理状況に大きく左右されます。

私の時は結局GCが先でした・・・

イサカから申請すると、シラキュースでのバイオメトリクス・面接になります

グリーンカード/EAD待ちの間に仕事はできるか?

(※2024年現在、処理時間がどうなっているのか私にはまったくわかりかねます)

とにかくこの期間はアメリカでの仕事は基本的にできません

※元々就労可能なビザでアメリカに滞在していて、グリーンカードを申請する場合はもちろん働くことができます

(現金のやり取りならアリ・・・、そしてリモートで日本や就労可能な国でお給料をもらうのはアリです)

働きたくない人は別として、この時期はなかなかメンタルがつらいよ

つらすぎて日本のリモートの仕事をはじめたんだよね

でも今思うと色々もっとできたこともあったなぁと思います

グリーンカード待ちの間にやったこと

グリーンカードが来るまでに①日本の会社からリモートで働く

これは

①元々日本で働いていた会社で働き続ける(リモートオプションがある場合、退社するのはもったいないです)

②新たに仕事を探す 

の二択です。

私はこの時期にフリーランス(個人事業主、海外拠点)で日本の会社と契約しました。

アメリカのTax Returnで申告しています(ここには税金はかからない額です・・・)。

製薬会社さんなどの資料の論文チェックなどを中心にしています。

たまにバイオ・研究系のオンラインコラムのお仕事もします。

メディカル・アカデミックプルーフリードのご相談などお気軽にご相談ください。

(校正のプロではなく、あくまでも英語論文とのファクトチェック、アカデミック文章のコンサルが専門です)

グリーンカードをゲットできたとして、すぐに職が見つかる保証はないです。

また、望みの職に最初からつけるとも限りません

もし上の①が可能であれば、日本の仕事をやめる決断をする前に

  • 日本の仕事をリモートで続けられないか
  • 将来的にパートタイムでできないか

など、色々と相談しておくのはアリだと思います

(アメリカで働けなくても、日本で稼ぐのは問題ないので)

私は日本国外で働いていた、かつリモートは難しかったのでこのオプションはなかったのですが、

それができる知り合いがいて、うらやましく思いました。

焦って血眼にアメリカでの就職にエネルギーを使う必要ないもんね

少しずつ日本からアメリカベースにシフトできるなら、全然ありだと思います。

グリーンカード待ちのメンタルに加えて必要以上に必死な状態で就活すると

ちょっとhastyになって自分を安売りしちゃうことにもなりかねない・・・

パートタイムはアメリカでの仕事の雰囲気に慣れるのによかったし、かなり勉強になった。

キャリアパスからも外れてはいない職種だったし、

素敵な友人もできたし、

パートでも福利厚生が良かった (保険や401Kや有休がしっかりありました) し、

アメリカの医療制度をより知ることができて、後悔は全くありません。

パートタイムだったので、転職活動もあまり負担なくできました

グリーンカードが来るまでに②アメリカでの就活準備をする

アメリカの就職では基本的にCV (履歴書、レジュメとも*) とカバーレターを最低限として出します。

カバーレターは募集要項に書かれていなくても

暗黙の了解的に出すのが常識

CV/レジュメの準備

企業などでは一般的にレジュメと呼ばれるページが少なくまとまっているものが好まれる傾向。

一方で研究などでは業績はすべて羅列(レベルが高く数が多いほうが一般的には良い・・・査読付き論文、グラントなど)、またスキルや何をしてきたのかは大事なのでページ制限は基本的にない

日本では論文数 = 年齢 が目安と言われたりしますが(医薬系)、

アメリカではもちろん数はあるに越したことがないけど、数よりもいくつかのホームランを持っていることなきもします。

CV・レジュメははじめて英語で作る場合は結構時間がかかります。

フォーマットなども日本とは全然違うので時間がかかると思います。

LinkedinなどでPDF化してみて、参考に作るのもありかもしれませんが、

Googleで “CV (resume) sample” “(希望職種)” などと検索すればたくさん出てきます。

イサカは結構インターナショナルなので、特に研究系では英語は完璧じゃなくても、その人のスキルや経験や業績のほうが全然重視される。

けどやっぱり最低限としてネイティブのチェックや誤字脱字はなくしたい。

夫にアドバイスなどを受けるのはなんか癪だったので(コラ)知り合いに頼みました。

カバーレターの準備

カバーレターは

  • なぜその職に応募しているのか、
  • 自分はどれだけ役に立つか、
  • なぜ自分を採用するのが採用側にとってプラスになるのか

などをアピールする重要なパートになります。

普通はレターサイズ一枚以内です。

カバーレターも時間がかかるので(個人的には)書いては直しを繰り返しました。

レジュメ・CVに比べて、使いまわしできる部分は少ないと思います

(なぜその応募先に入りたいのか、なぜその職に就きたいのかなどは、当たり前だけど応募先によって変わりますよね)

時にはネイティブに添削も頼んだりして (大事) 常にいつ労働許可が下りてもいいようにしていました。

これも、書いてみると最初の内は何て安っぽい文章なんだと愕然することが多いと思います・・・。

また、箇条書きが多いレジュメ/CVに比べて英語の言い回しなども多く必要になりますし、文章の流れなども大事になるのでネイティブチェックは必須だと思います。

ジョブマーケットの動向を知る

アメリカは日本と違ってローリングで通年募集があります。

ですが、やはり学校の時期に合わせて募集は多くなる傾向があります。

一時期に比べて完全リモートは少なくなってきている気がします。

リモートでできるところでもたまに出社があるので注意。

でもやはりリモートは人気ありますね。

私は怠けそうで無理・・・。

スキルアップをする

例えば、多くの業種ではプログラミングやデータアナライシスなどは今でも重宝されます。

AIの進歩がすさまじいですが、やはりデータやその扱いを理解していないとバリデーションができません。

他にも希望の職種があれば、この時間をうまく使って自己投資にするのは良いと思います。

・・・なんて偉そうに書いていて、実際は後悔だらけの人、はーいここにいます(笑)

グリーンカードが来るまでに③アメリカでボランティアをする

ボランティア (=無償) に参加したことはかなり精神的にも大きかったです。

誰かやコミュニティのためになっているという気持ちはとてもポジティブですし、やはり人とのつながりができるのもうれしいです。

特にコロナ禍でつらかった時、屋外のボランティアは凄く大きな支えだったよ

アメリカに来たばかりで、まだ土地にもなじみ切れず、地元という感覚も薄いころです。

自分の住んでいる街をより好きになるためにもいい行動です。

アメリカではボランティアは割と敷居が低いので、おすすめです。

オンラインでできるものもありますが、

移住したての時期はやはり地域で人との交流ができたほうが精神的にいいと思います。

また、ボランティアメンバーには働いた時間などに応じて何かしら特典があることも少なくありません。

小さなコミュニティであれば、将来就職などにつながる人脈も生まれることは少なくありません。

ボランティア参加者は結構学生や年配の方が多いですが、教鞭をとっていた方や地方自治にかかわっていた方など、色々な人生の先輩にあえます

イサカではコーネルの元教授とか、行政の人とか珍しくなかったです

アメリカではボランティアや郊外活動は普通にみんなしてきていることなので、レジュメでも書くことができます。(あまりレジュメのためとガツガツせずに、好きなことをやることをお勧めしますが・・・)

今フルタイムになって全く参加できていなくてとても悲しいのですが、たまに街でボランティアメンバーにあうと嬉しい気持ちになります。いい時間を素敵な仲間と過ごしたなあ、と日々思い返しています。

グリーンカードが来るまでに④語学を磨く

語学は一朝一夕では上達しませんが、

せっかく時間があるのでESLに登録したり、オンラインの語学交換を試したり、TEDをたくさんみたり、ラジオを聞いてみたり・・・

できることは沢山あります!

ESLは都市によってレベルがかなり違うので、体験授業を受けて決めてみるのもお勧めです

ESLは同じような境遇の人が多いので友達作りと思って

グリーンカードが来るまでに⑤趣味を広げる

新しい土地で一人で毎日過ごすので、なにか趣味がないとつらいかもしれません。

今はネットで何でも知れるので、日本にいた時には時間がなくてできなかったことなどに挑戦するには最適です。

私はひたすら編み物や染物や紡ぎをしたり

コロナ禍真っただ中で多くの人と同じようにベイキングをしたり

(イーストが全然手に入らなくて、夫の同僚から分けてもらった思い出)

近くのトレイルを散歩して色々なお花やベリーを摘んだりしていました(笑)

グリーンカードが来るまでに⑥ブログを始める

これは最高の暇つぶしです。

でも副収入のチャンスでもあります。

私は収入面をあまり考えずにはじめて、少し後悔しています。

(時間があるときにもっと色々勉強すべきだった)

収入ということ以外では、書くというアウトプットは脳にとってとてもいい刺激になります。

クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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公開する = 誰かに見られる 

ということで、ちょっとしたニュースや何かの紹介でも、もっとちゃんと知ろうという気持ちになりますし、自分の空いた文章を何度か読み返して精読する、なるべく客観的に見てみる、というのはかなりいいトレーニングです。

何かを発信したいとおもうと、身の回りの色々なものが一々ネタに見えてきます(笑)

グリーンカードが来るまでに⑦家事にうちこむ

コロナ禍でひたすら料理をしました。

料理のレパートリーを広げていたのは、今夫婦ともにフルタイム共働きになって

毎晩それでもパッとつくれるので良かったと思います。

アメリカは物価が高いので、いろんなものを自分で作れることを体験したのも大きいです。

インスタポット、オーブン、ブレンダーが私の三種の神器です

まとめ

  • グリーンカード待ちの時期は子供がいない場合は結構つらい
  • 大人になってからこんなに自由な時間が続くことはなかなかない
  • やりがいや人との交流は大事
  • アメリカで働きたい場合はこの時期の有効活用をしたい
Author
Eliza

ニューヨーク州フィンガーレイクス地域からアメリカ (主にNY州) 情報を発信中。食べることと飲むことが好き。何かを自分でつくることや知ることが好き。そして結構一人の時間が好き。リスが好き。人生のためのお金の勉強中。前はフランスに住んでいました。薬剤師/PhD

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