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Language

“アップル”を使った英語の口語表現・ことわざ

English expressions using "apple" Language

会議や日常会話,文学作品でよく耳にする/目にする”apple”を使ったフレーズをいくつかまとめています。

なぜか最近立て続けに聞いたんだよね。

apples and oranges

え?リンゴとオレンジ?何の話?という感じですが、結構耳にすることが少なくないフレーズです。

apple と orangeは別のもの、ということから、“(それとこれとは) 別の話, 別物”、”比較対象ではない”というような意味になります。

まずは英英辞書の定義を引用させていただきます。

Marriam-Webster
Marriam-Webster

to compare things that are very different

実際の使われ方としては

“it’s apples and oranges”

“compare apples and/to/with oranges”

という感じです。

動詞のイメージもしやすい~

イライザの大好きなSeinfeld (S4E1)Breaking Bad (S3E12) でも出てきた表現!

因みに、フランス語ではとても似た表現としてリンゴと梨、なんていうのもあります。

日本語で一番近い表現は”月とスッポン”でしょうか?

でも、”月とスッポン”は話が違う!というニュアンスでは使いませんよね。

また、日本語の”月とスッポン”にあるような優劣性は”apples and oranges”にはないので、” = “ではないと思います。

アップルとオレンジは異なるもの、つまり比べて議論するには異なるものということです。

つまり、何かを話していたり議論していて、それって別の話だよね?とか、それ比べられないよね?っていうニュアンスでしょうか。

では、どういうことが必要なの?となったときにこの表現:

“apples to/for apples”とか“compare apples to/with/and apples”などがつかえます。

apple of one’s eye

apple of one's eye

これは日本語で言う”目の中に入れても痛くない”に近い感じでしょうか?

とても大切なもの/人に使う表現です。

appleは瞳を表しているそうです

An apple a day keeps the doctor away

An apple a day keeps the doctor away

日本語でも同じ表現がありますが、英語ではこういう風に言います。

apple

人種を表現するときに肌の色がつかわれてきました (ブラック、ホワイト、イエロー、ブラウンなど)

この慣習?ではレッドは主にアメリカ先住民を表す色になります。

リンゴは主に見た目は赤く、中は白いですよね。

そこから、見た目は・生まれは先住民だけど、白人のような人のことをアップルと言います

自分に使うと後ろめたいような、他人に使うと批判的なような、そんなネガティブ目な表現です。

以下は2023年に読んだシャーマン・アレクシーSharman Alexieの代表作 “The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian”で出てきた表現です。

“A lot of them call me an apple.”

“Do they think you’re a fruit or something?” he asked.

“No, no,” I said. “They call me an apple because they think I’m red on the outside and white on the inside.”

“Ah, so they think you’re a traitor.”

“Yep.”

The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian (2007) by Sharman Alexie

シャーマンアレクシーはアメリカ先住民作家として現代アメリカ文学で一番有名といっても過言ではないオーサーです。

日本語訳が出るくらい人気のこの作品は、YA (ヤングアダルト) で特に読みやすいです。

内容はなかなかヘビーですが、同じく人気のTVシリーズ”Rez Dog”と共にインディアン居留区の暮らしのこととかを少し垣間見れる作品です。

https://booklog.jp/users/paradoxicalsleep/archives/1/0316013692

NY先住民のHodinohso:nih (英語ではHaudenosaunee, Six Nations, Iroquoisなど) の著者Eric Gansworthの作品で “Apple: Skin to the Core” というのもあるよ。

appleを使った英語表現まとめ

  • apples and oranges/compare apples to oranges: 別のもの、異なるものを比べること
  • apples to apples: 比較できる者同士を比べること、また比べて議論すること
  • apple: (主にネイティブアメリカンに対して) 生まれは先住民なのに、中身は白人のような人
  • An apple a day keeps the doctor away: 一日一個のリンゴは医者を遠ざける
Author
Eliza

ニューヨーク州フィンガーレイクス地域からアメリカ (主にNY州) 情報を発信中。食べることと飲むことが好き。何かを自分でつくることや知ることが好き。そして結構一人の時間が好き。リスが好き。人生のためのお金の勉強中。前はフランスに住んでいました。薬剤師/PhD

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