断然紙の本派だった私がKindleを使いはじめてから、すっかりデジタル読書の魅力に気づかされたのでお勧めしたいと思います。
海外在住だと日本の紙の本を手に入れづらい
海外在住の方はご存じと思いますが、海外では日本の本は2-3倍近い値段がします。
また、実際に店舗で手に取れるのはニューヨークシティやパリなど日本人も多い大都会のみ。
そして、あたりまえですが日本で出会える本に比べて圧倒的に本の在庫が限られています。
図書館なども、日本人の多く住む都市はある程度充実しているかもしれませんが、あまり日本語の蔵書はありません。
イサカは田舎の割には大学都市なので、図書館に日本語の一角があるだけでも、恵まれているほうかもしれません。それでも一番新しい本は約十年前の本。著者にも偏りがあったり、なぜか芥川賞受賞作品が多かったりします・・・。
たまにメルカリを覗いています。クーポンでほぼ送料のみで買えるときとか、絶対お得な時は利用します。
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海外で日本の本を読むなら日本アカウントのKindleがおすすめ
そこでお勧めなのが日本のアマゾンアカウントを使ったKindleの利用です。
いや、みんな知ってるよ! って話だけど、実際イライザはデジタルで本を読むのに抵抗があって、kindle本格的に使い始めたのは一年前くらいからなんだよね~
なぜ海外在住者に日本アマゾンのアカウントでのkindle (以下日本kindle) がおススメなのか、理由をみていきましょう。
一部日本kindleに関係なく、kindle全般に言える利点も入ってます。
Kindle Unlimitedについては以下の記事もどうぞ!
なんでKindleがおススメなの?Kindle・日本kindleの利点
日本kindleなら、海外にいながら日本の本がたくさん読める
日本に行かなくても、
大都会に行かなくても、
送料なく (地味に大事)、
いますぐに読みたい!と思った日本の本が読めます。
アマゾンならアメリカなど海外のクレジットカードも問題なく使えることが多いので、円安なら少しお得に買えます。私は為替手数料が無料のAMEX Goldを使っています。
ある意味危険ですが、kindleをリンクしておけばワンクリックで買えてしまうという手軽さなのです・・・
kindleなら気に入った所とかにマーキングできる
これは一番気に入った所・一番お勧めするポイントかもしれません。
海外だと結構本に書き込む人いますが、日本だとあまり好まれませんよね(教科書系以外)。
でも、マークしたい所ってあるじゃないですか?みなさんどうしてます?
イライザは紙の本には細い付箋を使ってみたけど、感想を書き終わって手放そうとしたときに、はがすのが面倒だったし、一回ページを傷つけちゃいました(不器用)。
ドッグイヤーもしたことあるけど、やっぱり抵抗があって微妙。
スマホで写真を撮ったこともありますけど、気に入った個所とかが多くなってくると、気軽ではないかな。
kindleならサクッとマーキングできて、さらにそれが自動的に本ごとにまとめられるのです(”Kindle メモとハイライト”)。
読書記録を付けるときに、見返しやすくて凄くいいです。記録を付けるのが楽しくなります。
ただ、長いエリアを一気にマークすると、途中で切れて見えなくなっちゃうんだよね・・・
あと、気軽にマーキングできすぎるので、”ここ!”という強く心に残った所が埋もれてしまうような気も。
kindleなら何冊も持ち運べて、いつでも気軽に読める
これも↑と同じくらい、大きな利点。
旅行などのときに、できるだけ荷物は減らしたいですよね。
車ならいいけど、飛行機とかなら重い本は極力減らしたい。
でも、何冊も並行して読むのが好きな方とかだと決めるの難しいですよね
kindleなら何百冊と持ち運べるので、とても便利です。
また、スマホって大体いつでも持ち歩くことが多いと思います。
数分でも時間ができた時に、読書ができるのは結構いいですよ。
読書のハードルが下がって、読書量がかなり増えたよ
日本kindleなら青空文庫も読める
著作権が切れた作品 (まれに著作権アリのものもある) を無料で公開しているボランティアベースの青空文庫。
kindleから検索すれば、そのまま簡単にアカウントのkindleに送られます(もちろん無料)
夏目漱石や宮沢賢治など日本の大正以前の人気の作家はもちろん、ヴィクトルユゴーやトルストイなど、海外の名作もあるよ。
端末の重さだけなので、片手で読める
紙って意外と重いんですよね。
本(特に単行本)だと寝るまえに仰向けで読みづらい時がありますが、スマホなら楽です。
ただし、たまに手が滑ったりウトウトして顔に落ちてくると痛いです。まぁ本でも同じだけど。
(特に外国語の本) 辞書機能で、知らない単語をさっと見れる
なんと、恥ずかしながらたまに日本語でも使うんですが(笑)、特に洋書だと知らない単語とかを選択するだけで意味をサッと知れるので便利です。
辞書をひいたり、検索するのも学習としてはいいけど、それで読書がいちいち中断されるのも微妙というか本末転倒です。
なるべく推測したり、めんどくさくてスルーする時もあるけど、どうしてもキーになりそうな時とか気になって仕方がない時に重宝している機能です。
物を減らしたい・ミニマリストには最適
本って結構スペースもとるし、重いんですよね。
物を増やしたくないとき、デジタルなら問題ありません。
アマゾンアカウントの国により色々な言語の本が読める
kindleのログインを変えれば、複数のアカウントを使って色々な国の本を読めます。
ただし、私はめんどくさいので日本のアカウント固定です・・・。
アメリカの場合、LibbyでタダでeBookとオーディオブックを楽しむことができるのでお勧めです。
Libbyは本当に神!最近雑誌もあることを知って、かなり感動してます。
Libbyの対象国に住んでいる人は絶対使うべき!
英語や居住地の言葉の本はアクセスがあるからこそ、海外居住者さんはkindleは日本語の本に使うのがおススメ
kindleなら試し読みができる
端末にサンプルを送って、読むことができます。
サンプルの冊数に上限はないので気になる本はどんどん送って、時間があるときに読みます。
読むと、大体ほしくなって買ってしまう(笑)
でも、文体とか好みと違うな、と気づくこともあるので、お勧め
PDFやWordなど色々なフォーマットのファイルをアップロードできる
たまに実用書や専門書とかで、本を買うとeBookバージョンがダウンロードできたりしますよね。
ダウンロードした後にkindleにアップロードすれば、より気軽に読むことができます。(ダウンロード時に直接kindleに飛ばせる場合もあり)
kindleなら読書記録が自動的に作成される
何冊読んだか、週に何日どれくらいよんだか、など、アプリを開くことで勝手に記録をつけてくれます。
別でブクログの記録を付けているのであまり個人的には使わない機能ですが。
Kindleの欠点
とはいえ、欠点も色々あると思います。
以下私が思うマイナス点です。
紙の本ならではの装丁やデザインなどのディテールをたのしめない
紙の本って、特に素敵なカバーや装丁のものは本棚にあるだけで幸せな気持ちになりますよね。(たとえ積読だったとしても。。。)
特に単行本は、本ならではのフォントや紙のこだわりとかもあると思うんですが、デジタルではそれはありません。
単行本って高いし大きいから基本的には文庫派だけど、デザインは圧倒的に単行本ですよね。
カバーを外しても美しい。
kindleで手に入れた本は売ったりドネーションできない
kindleを読み終わっても、手放すことができません (削除やKindle Unlimitedを除き)。
また、誰かにあげることも売ることもできません。
日本にいたころは、誰かから”これいいよ”と本を頂いたり、借りたり、逆にあげたり貸したりもしました。
それが結構好きだったんですが、デジタルだとそういう醍醐味はありません。
私はいまだに凄くいい本に出会うと、”あ、あの人にあげたいな~”などと思うことがあります (割と親密な人)。
また、この本は誰々からもらった本(特に、どうして”この本”を”私”にくれたのかとかを知ると)、と嬉しく思うこともあります。
そういうのはないですよね。
Kindle版がない本もある
特にマイナーなものや手芸系の本とかはないことも多いです。
衝撃なのは、三島由紀夫がないこと・・・!!!
これは結構残念に思っている人が多いようですが、著作権とデジタル化へのNGが関連しているようです。
紙だったら中古で凄く安い本も、Kindleだとそこまで安くない
毎日kindleのお買い得本がでていますが、基本的にkindleだと”凄く安い!”ということは多くはないです。
ただ、kindleもセールやまとめ買い、ポイント還元キャンペーンをよくやっているのでそういう時にまとめて買うといいです。
あとは、kindleUnlimitedはちゃんと (単行本なら1冊/月) 読めばかなりお得になります。
上の記事で書いてるけど、ここ一年半ほどで読んだ本の大半はなんとKindle Unlimitedでした
最近本も高いから (昔は文庫500円くらいじゃなかった?)、だいたい月に一冊読めば元が取れるんです!さらに円安なのでUSDだと月$6-7くらい。
スマホで使う場合、就寝前のブルーライトが気になる方も
寝る前にデジタル断ちをする方も少なくないと思います。
ブルーライトカットフィルム・眼鏡や、kindleのブルーライトを抑えているデバイスの場合あまり影響ないかもしれませんが、就寝前に本を読みたいけど睡眠の質などが気になる方には向かないかもしれません。
本屋さんで本を選ぶワクワク感はない
本屋さんに行くと、目的の本だけでなく店中の他の多くの本が目に入ってきて、色々と気になりますよね。
思わぬ出会いや、店員さんなどのおすすめ本、おすすめコーナーなども楽しいです。
kindleの場合、基本的に自分から検索するか、AIで機械によるおすすめのどちらかです。
それでも色々な出会いはありますが、突拍子もないようなでも運命的な出会い(笑)は多くはないかなと思います。
スクリーンサイズによってはスマホなどでは読みづらい本やマークできない本がある
特に実用書や専門書ではスマホだと読みにくくてストレスに感じることがあります。
(パソコンで読む分には問題ない)
また、そのような本はマーキングできないことが多いです。
まとめ
海外在住で日本の本を読みたい場合は、断然日本kindleがおススメです。
とはいえ、一時帰国ではブックオフで自分でもちょっと引くくらい大人買いしました。
デジタル読書になれたら、デジタル読書記録にも一緒に挑戦しましょう!
Kindle Unlimitedについては以下の記事を見てみてくださいね