海外 (主にアメリカ) であまりお金をかけずに本 (日・英) を読む方法をまとめたいと思います。一部は海外在住であることが条件になりますが、逆に日本にいながら洋書を読む方法にも置き換えられると思います。
本は高い、でも読書はしたい
本は高いですよね。

ありがたいことに人並みのお給料を頂いているとおもいますが、特に海外での本の値段には”ぎゃっ”となってしまいます。(逆に、紙質や製本の質を考えると日本の値段で本を買えるのは奇跡だと思います)
著者への敬意と、出版・製本関連業界への感謝を込めてたまに定価で買いますが
現実問題、かなしいかな、本(定価)は私の中で贅沢品です。
一方で、海外に来てから読書量が上がりました。
日本で使えていた電車内の読書 (睡眠だったりする) 時間はなくなりましたが、フランスおよびアメリカでは残業はほとんどなし、土日は基本お休みというホワイトな勤務体系となったことで読書時間が増えました。
そして、読書をもっと意識してするようになった (アウトプットを意識 = 私の場合はブクログ) のが大きいです。
ですがそれ以上に、デジタル読書に挑戦したのはかなり大きい効果で、自分でもびっくりしています。
さて、ニューヨーク州フィンガーレイクス地域のことをメインテーマにしているこのサイトですが (ご存じでしたか?(笑))、サイトにいらしてくださる方の多くが”海外でのKindle情報”からなんです(ありがとうございます)

つまり、海外でも日本の本を読みたい!方が結構多いんですね
というか、海外にいるからこそ日本の本が読みたくなるんですよね・・・ナイモノネダリ!
ということで、海外 (アメリカ) であまりお金をかけずに日英中心にたくさんの本を読む方法をまとめたいと思います。
海外で日本の本をできるだけ安く読む方法
海外で日本の本を紙で手に入れるのは簡単ではありません。私が日本の本を楽しむいくつかの方法を書いてみます。
電子書籍: 日本のKindleで買う
日本のアマゾンのアカウントがあれば、海外からでも日本の本を買えます(VPNは使っていません)
日本のアカウントですが、アメリカで発行したAMEX GOLDを使っています(円安にあやかっています)。AMEX GOLDなら為替手数料はかかりません。
Kindleのおすすめポイント、マイナスポイントをかなり詳しく書いていますので以下のページも是非参考にしてください。年末年始やことあるごとにまとめ買いセールをしていたり、毎日・毎月色々な本がセールになるのでそういう時に買うようにしています。

今年も今のところ年末のまとめ買いで6冊ほど買いました;)
アマゾンの欲しいものリストやブクログの読みたい本リストから厳選して買っています。
電子書籍: 日本のKindle Unlimitedに登録する
日本のKindle Unlimitedは、もしタイミングが合えば、2ヵ月99円などのディールがあります (2ヵ月$1.50くらい)。そうでなくても、基本的にいつでも1ヵ月無料体験がありますので、試してみてください。
月々980円は破格です。ドルだと$6くらい (アメリカアマゾンのKindle Unlimitedは$11.99/月なので日本の物価の安さが分かります・・・)。
私はなぜか頑なに紙派でした(今でも紙は好き)が、電子書籍の魅力も強く感じています。
現在Kindle Unlimited歴2年になりました。
ブクログを振り返ってみると、二年間でKindle Unlimitedで読み切った本は71冊+α (レシピ本や編み物の本、途中で返したものは含まれない)。一冊1000円 (多くの本は1000円では買えないでしょうが) とすると71000円分を980 x 24カ月 = 約20000円(最初の三か月はほぼタダだったので)で読めています。
以下私が実際に読んだKindle Unlimitedの本達(一部) です。


繰り返しますが、レシピ本や編み物の本をかなり利用したのでそれを考えると10万は軽くこえていますね。

ほかページでも繰り返していますが、一カ月に一冊読めば元を取れます
期間が終わって解約してもコミットなしでお金が追加でかからないので、是非試してみては
Kindle Unlimitedについて詳しくかいているので以下のページもどうぞ

逆に日本にいながらアメリカのKindle Unlimitedとかも使えるということだよね!
電子書籍: Libbyで借りる
Libbyは図書カードさえあれば無料で登録できるサービスです。
アメリカでは広く使われていますが、図書館によっては提携していない場合があります。国によってサービスの有無が異なります。
The Japan Foundationはアメリカ・カナダ在住の場合は、居住地に関係なくアカウントを作ってサービスを利用できます。多くは日本人作家の英訳本ですが、日本語の本も扱いがあります。
あまり多くないのが残念&ブラウザ?が使いづらいのですが、試す価値はあると思います。
また、ニューヨーク州の住民であればNYPLでアカウントを作れます!日本語は多くはないですが、お勧めです。
Libbyの使い方やJapan Foundationの追加方法について詳しくは以下のページに詳しく書いています。
紙の本: 図書館で借りる
スペイン語やフランス語に比べると少ないかもしれませんが、日本語の本が図書館にあることがあります。特に多きな都市だとある程度見つかると思います。
イサカの場合、イサカ図書館 (TCPL)、コーネル大学図書館(借りるにはコーネルIDが必要ですが、誰でも図書館に入ることはできます)(コーネル関係者以外でもカードを作れるようになりました)、イサカカレッジ図書館に日本語の本があります。
ただし、一番新しい本で15年前とかの本になります・・・。
紙の本: booksaleで買う
イサカは年に二回大きなブックセールがあり、日本語の本も少しあります。
多くのアメリカの図書館がブックセールをやっているので、地域の情報を見てみてください。
日本人がいある地域(大きい都市や大学があるところなど)は日本語の本がある可能性が高いです。
探している本がある可能性はひくいと思いますが、普段は読まないような本に出会う楽しみがあります。
紙の本: Mercariで買う
メルカリはアメリカでも展開しています。日本人になじみがあるので、日本人ユーザーが多い気がします。日本と異なり送料は多くの場合買い手が持つ傾向ですが、かなり頻繁に$10オフクーポンを出しているので、うまく使えるとかなりお得に紙の本をゲットできる可能性があります。
こちらのリンクから初めて登録していただくと購入時$10のクーポンになります。是非使ってみてくださいね。
ただし、探している本がある可能性はかなり低いと思います。

でも話題の本とかは結構見つかります
紙の本: 日本に一時帰国したときに送る
日本から送るのは送料が高いですが、船便ならそこまで高くありません。ブックオフなどでの値段を考えると、悪くはないと思います(ブックオフも昔に比べると大分高くなりましたね)
以前は本など一部のメディア限定で格安の方法がありましたが、前回帰国時にはなかったのでなくなってしまったのでしょうか?
ただし船便は時間がかかり、また荷物がなくなる可能性があります(今までに三箱なくなっています・・・)
海外で英語(現地の言葉)の本をできるだけ安く読む方法
紙の本: 図書館
図書館に勝る節約はありません。
高い税金を払っているので(少なくともNY州。図書館税は全然高くないですけどね)利用しない手はありません。多くの図書館はネットワークをもっていて、同じネットワーク内なら一つのカードで利用できるので、たまに他の図書館に行くのも楽しいです。欲しい本がない場合は、リクエストもできます。
紙の本: leave one take one
アメリカでいたるところに設置されている街中の図書館。
カフェや公園、大学内にも結構あって、場所によってはかなりいいセレクションだったりします。
特に大学内のものはテキストや専門書など高価なものがあるので、たまに掘り出しものがあります。
紙の本: booksale
日本語の本のところでも書きましたが、多くの都市でブックセールがあります。
イサカの場合は5月と10月に三週間ずつあり、かなり大きなイベントです。最初の週は一冊$4.50、最後にはバッグで1ドルとかになります。こちらもテキストや高価な本もあるので、かなり節約になります(版が古い場合も多いが)
多くの友人にとっても恒例行事になっていて、行くと何人かの友達にあいます。
英語の本なら初日であればかなり新しい本も見つかります(早いもの勝ちです)。
ジェニーヴァ, カゼノヴィア, プキプシーも行きましたが、やはりイサカのブックセールは規模が違います。
いつかロチェスターや大き目の都市のものに行ってみたいです。
紙の本: 本屋
イサカの場合大きな古本屋がダウンタウンに一件、新刊をメインに扱う本屋さんも最近は新古コーナーがあります。
紙の本: ネット
オンラインにはかなり多くのセカンドハンドセラーがいます。メルカリもあります。
紙の本: goodreadsのgiveaway
Goodreadsにはgiveaway企画がビックリするほど多くあります。ただし、かなり倍率が高いのでまぁ当たらないと思います・・・。(紙だけでなく、kindleのgiveawayもあります)
電子書籍: Libby
Libbyは図書館のカードがあれば利用ができます。
登録カード数に制限はないので、複数の図書館の電子蔵書がスマホ一台に。
電子書籍のほかにオーディオブックがあります。雑誌もかなりあります。
Kindle UnlimitedやAudibleよりはセレクションが少ないかもしれませんが、メジャーどころはかなりカバーしています。いかんせんタダですので、やはり利用しない手はありません。
一回に借りれるのは5冊までの図書館が多いです。図書館によって利用期限は2-3週間と異なります。
Kindle Unlimitedとは異なり、利用期限が来ると返却されます(待ちがなければ更新可)
電子書籍: Kindle
アカウントを変えれば一つのデバイスで複数の国のKindleを使えますが、面倒なのと、英語はLibbyなどで十分なので私はKindleは日本語専用になっています。たまにとっても気に入ったレシピ本とかは買うこともあります。
まとめ
いかがでしたか?
アメリカは新品の本がとても高いです。また、海外で日本の本を手に入れるのは簡単ではありません。
ただし、色々な方法でぐっとコストを抑えたりできるので試してみてくださいね。